LIFE OF CHANEL
現実的であることは、ちっとも夢がないじゃない。
私は夢を見ていたいのよ。
ーココ・シャネル
ガヴリエル・シャネルは1883年に、フランス南西部オーヴェルニュのソミュールで生まれ、11歳という早い時期に母親を病気で亡くし、やがて父親にも捨てられ、幼少期は孤児院や修道院で育ちました。18歳で修道院を出た後は、洋品店でお針子の仕事をしながら、ラ・ロレンドというショーパブで歌うようになり、人気を博します。
その後、生涯の恋人アーサー・ボーイ・カペルと出逢い、カペルの支援を受け小さな帽子屋「シャネル・モード」を始めたのがブランドの始まり。
厚い友情や情熱的な恋愛、そして文化への渇望、探求心、旅は彼女の人格を形成しました。亡くなるまで、女性が自立し、美しく魅力的であるために、ひたすら信念を貫き続け、世界に大きな功績を残しました。
「私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの」という名言を残している通り、自分が目指しているもののために、どんな逆境にもめげず、どんな苦難にも立ち向かっていたシャネル。
しかし、いくつものシャネルの回顧録を辿ると、シャネルの話はその時々で変わるのです。そのシャネル生き様の真偽を問うのは今となっては不可能であり、野暮なこと。
「人生の退屈」を嫌ったシャネルはその一生をかけて、豊な人生を自分の手で創造し続けたことこそが真実であり、その少しの嘘を含んだ彼女の話に誰もが夢中になります。
そんなシャネルを真似て、I Still Love You Soに投稿された皆のストーリーを共に楽しみましょう。
自分の生い立ちや人生を悲劇のように見せるのも、喜劇のように見せるのもあなた次第。
時に苦すぎる現実の中ですべて真実を語っていたらどんなに生きづらいことか。時々の幻想がの日々の救いになるのです。